ダイエットの真実

ダイエットで50歳からの病気予防
・・ダイエットの方法ってこんなに必要ですか?・・
ダイエットは、なかなか出来ない人が、世の中には多いようで、テレビの番組では、一週間のうち何度も、ダイエットの特集が放送され 、本屋さんに行けば、ダイエットの本が沢山置かれて、ベストセラー本も、ダイエット本から沢山登場しています。
りんごダイエット、キャベツダイエット、こんにゃくダイエット、バナナダイエット、トマトダイエット、寒天ダイエット、など、少し考えただけででも、このぐらいは出て来ます。
運動によるダイエットの指導も、呼吸法やら、ウエストを細くするカービンダンスやらと、沢山の指導書が出ていますが、このような 指導を学ばなければ、ダイエットとは出来ないものなのでしょうか。
また、これらのダイエット指導が医学や生命科学の目から見たとき に、本当に正しいものなのかと言えば、残念ながら殆どの指導書は、否と、言わざるえません。
・・ダイエットに難しい方法は必要ありません・・
ダイエットの、策や方法は、実は全く簡単シンプルなもので、体重は病気でもない限り、摂取カロリー消費カロリーのバランスで成り立っているという事です。食事量を減らし、よく体を動かす、これ以上に、医学的に最も正しく効果的なダイエットは、ありえません。
食事は栄養のバランスが何より大切ですから、健康のためには、日常の食事の変わりに、りんごやキャベツ等で済ませる事はナンセンスですし、ましてや、食事量は今のまま、りんごを食べて、キャベツを食べてバナナを食べて総カロリーが増えて痩せる事は医学的に、決して無いのです。
また、骨盤のゆがみを治す体操で痩せるとか、ウエストだけを痩せさせる体操があるとか、さまざまなダイエット体操の指導をしている先生方がいますが、これらも医学的な根拠に乏しく、正しいとは言えません。
運動は、骨盤体操や呼吸法や、何とかダンスをしたから、ウエストだけが痩せたとか、そのようなことは医学生理学的にありえません 。あるとすれば、運動は、何をやるかではなく、どの位やるかの量的なものです。
何とか体操でも良ければ、ウォーキングでも良いし、元気な人ならジョギングでも良いのです。長い時間持続できれば消費カロリーを増やす事になり、結果やせる訳で、特別な先生の指導を受けなければ出来ないものでは、決してありません。
医学生理学的に間違ったダイエット法は体の健康を損なうものも多々見られます。結論、ダイエットに関しては、食べて少し体を動かしただけで、痩せられるような指導や、様ざまなダイエット法に惑わされないこと、食事はバランスよく、腹七分目で間食せず、よく体を動かす、これ以外に方法を求めないことが大切です。
 
・・ダイエットには、痩せたい思いがどれだけ強いかが決め手・・
ダイエットがこれだけ叫ばれているのに、なぜ出来ない人が多いのでしょうか、策や方法が難しいからでしょうか、そんなことはありません。少食で体を良く動かす、こんな超簡単な事で超効果的なダイエットは出来ます。
人間が行動を起こすには、何を思うのか、考えるのかがまずは大切です。本気で痩せたいと思っているのか、それ程でもないのか、そこが ダイエットの決め手と言っても過言ではありません。
ダイエットは策や方法ではありません、思いを強くもてれば後は簡単です、少食で良く運動をすれば良いのです。
ファッションモデルや女優はなぜみんな痩せているのでしょうか、ボクサーは試合に合わせて、一二ヶ月で死ぬほどきつい減量をします。彼らは、ダイエット出来なければ、モデルは失業につながりますし、ボクサーは苦しい練習に長年耐えてきたのに試合に出られなくなってしまいます。
これらの例から言えるのは、食欲以上の欲求があればダイエットは出来るということです。ダイエットの難しさは、一般の人にとって食欲以上の強い欲求を、ダイエットに対してもてない事に尽きると思います。
・・食欲のコントロールは、生物の進化上、中々難しい事・・
先進国で暮らしている現代人は、毎日必要以上の充分な食事を取れるようになりましたが、これは過去四十億年の生命の進化の歴史の中ではありえないことでした。細菌の時代から人類に至るまで、むしろ、飢餓の状態をいかに生き延びるかが、生命体の一番の課題でした。
そのような環境では、生命体は食べるものが有る時には、出来るだけ摂取し栄養を蓄えて、来るべき飢餓に対処して生きてきました。逆に言えば、この能力の高い生命体のみが、生き残る事が出来て、子孫を繁栄させて来たといえます。
このように進化の歴史の中では食欲の強い、より多くの食料を得られる生命体が生き残り、現在の人間につながっている訳です。
そのような意味から言えば、食欲と言う生物進化の歴史で培われた、強い欲求をコントロールする事が、いかに難しい事かと言えそうです。
・・飽食の時代には生きる為にダイエットが必要・・
しかし、飽食の時代に生きる人々にとって、ダイエットは難しいと言っても、避けては通れない課題でもあります。なぜなら、生命体は飢餓に適応して進化してきたために、飢餓の時には、細胞を出来るだけ正常化し、長生きさせようとする働きが強くなるからです。
そのため、少しおなかがすいてる状態のときにこそ、細胞一つ一つの代謝が正常で、全体としての体も、健康な状態を保つ事が出来るのです。
逆に、絶えず栄養が、過剰に入ってくる状態の時には、細胞は代謝異常を起こし、細胞内に異常な代謝産物を蓄積したり、活性酸素発生を増加させたりして、がんや糖尿病、高血圧、心臓病等の生活習慣病を引き起こしてしまいます。
ダイエットは難しい、しかし、見た目スタイルよりも、長く健康で生きるためにこそダイエットは一番必要と言えそうです。
・・人生五十年と思っている人に、ダイエットは必要ありません・・
結論から言えば必要ありません。高カロリー食で、糖尿病になって失明したり、腎臓をこわし食事や水分の制限をしながら、一日おきに五時間ベッドに寝かされ人工透析を受けたり、糖尿病性神経障害で歩けなくなったり、足の血行が悪くなり、壊疽を起こして、足を切断したり、高血圧の状態が続き、心臓の負担が限界に達して急に歩けなくなったり、心臓が止まったり、脳梗塞や脳出血やくも膜下出血で体が不自由になったりもします。
また、高カロリー食で活性酸素の発生が細胞内で高まり、様ざまながんの発生を引き起こし辛い闘病生活になるとしても、五十歳までなら殆どの人は、このような心配は無用と言えます。
・・五十歳を超えて健康で生きるにはダイエットは必須です・・
とはいえ、日本人の平均寿命が、女性が約87歳、男性約80歳となった今は人生五十年と思っている人は、殆どいないと思います。むしろ、90歳100歳まで生きる可能性があると考える人のほうが多いのではないかと思います。
このように、50歳を超えて何十年も生きる長寿社会では、ダイエットは健康で生活するための、一番の決め手となるものなのです。
先ほど述べた、高カロリー食で、メタボリックシンドロームが進んだときに起きてくる、失明や人工透析、脳梗塞、心不全、がん、などは、50歳前なら殆ど心配のないものですが、逆に、50歳を過ぎたら、いつ起きてもおかしくない病態なのです、しかも、一度起きたら殆どの場合は、元の健康な体には戻れません。
人間の体は、栄養のバランスが多少悪くても、ヘビースモーカーで大酒飲みでも、食べすぎと運動不足でメタボになっていても、50歳ぐらいまでは、細胞の恒常性維持の働きが強く、なんとか健康でいられるようですが、50歳を超えると体の機能の低下とともに、それまでの無理が一気に体に現れてくるようです。
殆どの動物は、生殖年齢が終わるとすぐに死んでしまいます、その事から考えると、人間の場合、女性が閉経し、子孫をのこせなくなるのが50歳前後ですから、そのあたりで、体の様ざまな健康維持機能が急激に低下するのも、やむ終えないことかもしれません。
しかし、人間の場合は、生殖年齢を遥かに超えて長生きをするように進化した、動物界でも特殊な存在ですので、50歳を超えてからの健康と言うものを、考えなくては成らなくなりました。
 
・・ダイエットは50歳からの健康の決め手です!・・
高カロリーでメタボになっている場合、様ざまな病的変化が、体で起きてきます。
肝臓・・脂肪が肝臓に過剰に溜まると、脂肪肝となり肝細胞がどんどん壊れやがて、肝細胞の再生が追いつかなくなり、繊維性の組織が 増えて肝硬変となり、最悪の場合、肝臓がんになっていしまいます。
腎臓・・メタボで動脈硬化が腎臓の血管で進みますと、元々細い血管の塊のような腎臓は、血液から有害な物質を濾過して排泄する腎機能が低下し、やがて腎不全となり、人工透析を受けなければならなくなる人も多く出てきます。
心臓・・心臓の冠状動脈に動脈硬化が進みますと、心臓の血管が細くなり、心筋に酸素や栄養が行き渡らなくなり、不整脈がおきたり、少し動いただけで心臓が苦しくなる、狭心症が起きたり、さらに進むと、心筋梗塞や、最悪心停止に至る事もあります。
脳・・脳で動脈硬化が進みますと、突然脳の血管が詰まり脳梗塞になったり、弱った血管が破れると、脳出血等になり、体が麻痺して自由に動く事ができなくなったり、最悪寝たきりの状態や、死に至ることもあります。
眼・・眼底血管で動脈硬化が進みますと、網膜の酸素不足から、新生血管が、もやもや発生してきます。この新生血管は弱く、眼底出血を 繰り返し、視力を著しく低下させたりします。
また、眼や眼底組織の代謝異常は、中心視野にユガミを引き起こす黄斑変性症の原因の一端となったり、白内障や緑内障を進める原因の大きな要素となり、成人後の失明の大きな原因になったりしています。
高血圧・・高カロリーが持続しますと、血中LDLコレステロールが増えたり、血糖値が上がったりしてきます。増えたLDLコレステロールは、酸化されると、細胞が受け取らなくなり、血管にたまり、血管を詰まらせてきます。
また、高血糖が続きますと、血管の内皮細胞の細胞膜表面にある、内皮細胞が生きて代謝するために必要な酵素タンパク質等と、過剰な糖分が、異常な結合反応を起こし、酵素タンパク質を死活化させてしまいます。
結果として、血管内皮細胞は破壊され、血栓が出来たり、動脈硬化が促進されてきます。高カロリーによる動脈硬化は、塩分の摂りすぎと共に、高血圧をどんどん悪化させ、最終的には心臓・脳・腎臓等に重大な疾患をもたらします。
糖尿病・・血液中の過剰な糖分はインスリン分泌を促進させ、細胞に糖分を吸収させて、血糖を下げるように働きますが、高血糖が続きますと、細胞にインスリン抵抗性が出てきて、インスリンが沢山分泌されているのに、血糖値が下がらない、高インスリン血症で高血糖の状態になってきます。
この状態が長く続きますと、やがてインスリンを分泌する膵臓の細胞が壊れて、分泌出来なくなり、インスリン注射を必要とする、本格的な糖尿病になってしまいます。糖尿病はこれまで述べた、様ざまな体の病気の症状を、どんどん悪化させる 、大きな原因となります。
・・ダイエットで、病気が起きる前に、まず予防・・・・
これまで述べてきた、様ざまな症状は、生活習慣病・メタボリックシンドロームと呼ばれるもので、これら全ての病気の特徴は初期には、何の症状も出さないので、病院の検査で指摘されても、今のうちに本気で治そう、と思えない事が一番の問題点です。
生活習慣病の殆どは、ぎりぎり悪くなるまでは無症状ですが、症状が出た時には、組織細胞レベルで、相当の病的変化が起きてしまっており、元の健康な状態に戻る事は、どのような高度な治療を受けたとしても、ほぼ不可能です。
このように、生活習慣病は病気が出てしまってからでは、どんなに高額な医療を受けても、治療に困難を極めますが、予防は超簡単です。食事を減らし、体を良く動かすだけで良いのです、しかも食費を減らせばいいので、お金も貯まります。
・・内臓脂肪が増えると、何故悪いのか?・・
メタボリックシンドロームは別名内臓脂肪症候群とも呼ばれ、内臓脂肪が増える事で、生活習慣病を悪化させる働きをしている事が、分かっています。
脂肪組織には、大きく分けて皮下脂肪、内臓脂肪、褐色脂肪の組織があります。
皮下脂肪は、文字どおり、皮膚の下に付く脂肪で、腕や足の太い人は、この皮下脂肪が多いタイプの人です。お腹が出ていても指で摘まめる脂肪は皮下脂肪です、皮下脂肪はエネルギーの長期貯蔵庫のようなもので、増えにくく減りにくい脂肪で、生活習慣病との関りは殆どありません。
内臓脂肪は、腹部内臓に付く脂肪でが、指で摘まむことは出来ません、手足はそれ程太くないのに、お腹がやたらポッコリ出ている人 は、内臓脂肪が付きやすいタイプの人です。この内臓脂肪こそが一番の悪玉です。
大きく膨らんだ内臓脂肪からは、悪玉ホルモンである、TNFーα・ILー6・アンジオテンシノーゲン・PAIー1等が分泌され、インスリン抵抗性を高めたり、動脈硬化を促進させる働きをして、生活習慣病を悪化させたりします。
・・内臓脂肪が減ると良い事がいっぱい・・
逆に、ダイエットで小さくなった内臓脂肪からはアディポネクチンという善玉ホルモンが分泌される様になります。アディポネクチンは、インスリン抵抗性を改善して、血糖値を下げたり、動脈硬化を改善させ、生活習慣病を改善させることが出来ます。
アディポネクチンは、内臓脂肪が大きくなると、分泌が減り、内臓脂肪が小さくなるほど多く分泌される様になりますので、悪玉ホルモンを減らし善玉ホルモンを増やすには、ぽっこりお腹をへこませる以外には、無いと言うことになります。
・・褐色脂肪細胞は脂肪を消費してくれます・・
褐色脂肪細胞は、白色脂肪細胞である皮下脂肪や、内臓脂肪とは、全く違う性質のもので、白色脂肪細胞脂肪を溜め込むのに対して、褐色脂肪細胞の場合は脂肪を燃やし体を温める働きをする細胞で、脂肪を多く含むとはいえ、まったく特殊な細胞です。
褐色脂肪細胞 は、生まれたばかりの赤ちゃんに多く、母体から外の寒い環境に急に出されたときに、体が冷えないように、特に内臓の重要臓器の付近に多く存在します。
大人に成るとだいぶ減ってきますが、肩甲骨付近の内臓に残ります。褐色脂肪細胞は体が冷えたり、唐辛子などの辛いものを食べたとき交感神経が刺激され、その刺激で活性化され、脂肪を燃やし熱を発生させます。
これをダイエットに使おうと進める先生もいますが、体をあえて冷やしたり、辛いものばかり食べるのは、体の健康の為には決して進められるものではありません。
・・ダイエットで活性化される細胞内の仕組みとは?・・
<サーチュイン遺伝子とは>
ダイエットが体全体の細胞に及ぼす大きな健康効果があります。長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子が活性化される事、細胞内発電所であるミトコンドリアが増える事、細胞内を掃除してリサイクルシステムに乗せる、オートファジーと言われる働きが活発化する事です。
サーチュイン遺伝子が活性化されると、細胞内でサーチュインたんぱく質が作られます。サーチュインたんぱく質は、細胞内の異常を修復させる様々な酵素たんぱく質を活性化し、細胞の異常個所を修復正常化させて、細胞の寿命を延ばす働きをします。
サーチュイン遺伝子は、元々生物が飢餓の状態に晒された時、生き延びる為に、活性化されるように出来ています。生物は細菌のレベルから大きな動物に至るまで、栄養が豊富で沢山摂取出来る時に、その生命体の繁栄の為に、できるだけ数を増やす為の行動をします。
しかし、周りに食料が少なくなり、自分自身が生きる残るだけでも大変な、飢餓の状態になると、何とか細胞を修復し若返らせて、自分自身の寿命を出来るだけ延ばして、つぎの子孫の繁栄の機会に備えようとします。
通常食の七割か六割のカロリーで生物を育てますと、細菌、線虫、マウス、サルに至るまで、より健康で、寿命が延びます。サルを20年飼育した研究では、高カロリーで育てたサルは、老化現象が強く、体は大きいのですが、毛は白髪や抜け毛が多く皮膚はたるみ、しわだらけで、体の動きも遅く、人なら、80歳か、90歳の老人のようでした。
それに対して、四割餌を減らして育てたサルは、見るからに若々しく、毛並みも良く、皮膚も張りが有って動きもキビキビとして青年のようでした。
サーチュイン遺伝子は、空腹感を感じる程度の食事、通常食の七割程度の食事で働き始める事が分かっています。
<ミトコンドリアとは>
ミトコンドリアは、細胞内小器官のひとつで国で言えば発電所のようなもので、細胞が生きる為のすべての反応に必要なエネルギー物質であるATPの殆どを合成しています。
ミトコンドリアは、一個の細胞の中に数百から三千個以上存在しています、エネルギー工場であるミトコンドリアが増えれば増えるほど、基本的には細胞は活性化され、より強く正常に働けるようになることが分かっています。
ミトコンドリアが増えると、体はエネルギーを沢山作れるようになりますから、運動しても疲れにくくなり、病気を治したり、細胞を若返らせる働きも、どんどん促進します。また、がんや老化の大きな原因となる活性酸素も、ミトコンドリアが増える事により、発生を低下させることも出来る事が分かっています。
この、ミトコンドリアを増やす方法も、カロリーを減らしお腹を空いた状態にする事、よく運動して体のエネルギーを使ってあげる事。つまり、ダイエットそのものです。
<オートファジーとは>
オートファジーもダイエットの効果として、外せない大事な細胞の働きです。細胞内では日々刻々と、様々な細胞内小器官が働き、数万以上の酵素たんぱく質が働き、外から取り入れた、様々な栄養素を、細胞内で代謝して生きています。
高カロリーの状態が続き、細胞内で糖や脂肪がどんどん増えてきますと、細胞は代謝異常を起こして、ミトコンドリアや様々な細胞内小器官が異常を起こしたり、異常なたんぱく質や、異常な代謝産物が蓄積して、細胞を病気にさせたり、寿命を短くしたりします。
これが、脳で起きれば、アルツハイマー病や、パーキンソン病等、肝臓で起きれば脂肪肝になります。
人の生活でも、やたらに買い物ばかりする人は、家の中に物が溢れ足の踏み場も無くなり生活に不自由している人もいます。社会でも、豊か過ぎる社会はゴミが大量に出され、処理する場所にも限界が来て、大きな社会問題となっています。
逆に、物資がそれ程入ってこない貧しい社会では、使えるものは徹底して使い、リサイクル出来る物はリサイクルしますので、ゴミは殆ど出ません。
栄養が乏しくなった細胞でも、同じ様な事が起きて来ます。細胞内で栄養が少なくなっても、細胞は、生きてゆく為に時々刻々と、新しい、様々なたんぱく質や化学物質を作り続けなければなりません、そんな材料が入って来なくなった時に、オートファジーは活性化されます。
オートファジーが活性化されますと、細胞内の古くなり異常を起こしたミトコンドリア等の細胞小器官や、異常を起こして細胞内に溜まった、たんぱく質等を、オートファジー(自食)して、材料であるアミノ酸まで分解して、新たなミトコンドリアや細胞小器官を作り出したり、正常な酵素タンパク等を作り出し、細胞内では究極のリサイクルが進み、細胞は正常化し、若さと活力を取り戻します。
この、オートファジーもダイエットによってこそ、活性化される細胞正常化の大きな働きの一つです。
・・ダイエットは生活習慣のちょっとした改善で可能です!・・
このように細胞を正常化し若返らせ、様々な生活習慣病やがん予防が出来るのは、良い意味での、健康的なダイエット以外はありません。
健康的なダイエットとは、特別な事は一切必要ありません、日常にしている、普通の食事のバランスでカロリーを控えめにする事、よく体を動かす事、それだけです。
骨盤体操だとか、ウエストだけを細くする体操だとか、様々なダイエット指導をしている先生方がいますが、そのような指導者自体が やせている原因は、無駄に過食していない事と、朝から晩まで指導で忙しく、運動量が普通の人に比べ圧倒的に多いと言う生活習慣に他なりません。
決して、少しの時間だけダイエット体操をして痩せた訳ではないのです。
結局ダイエットは、少食と運動以外には無いのです。
ダイエットの病気予防の効果と、健康増進の医学的意味さえ分かっていただければ、誰でも何処にいても、簡単に出来る事ですが。
いくつか、アドバイスさせていただくならば、食事は、野菜を中心としたオカズや汁物のカロリーが低く量の多いものを先に食べ てしまい、カロリーの高いご飯や揚げ物等の高脂肪の物は後にするのが良いでしょう。
もうひとつは、基本的に、ここ百年の現代人の生活は運動量が圧倒的に少ないと言う事です。
ある運動学の専門家によると、様々な交通機関が発達する前は、一人の人が平均毎日40キロメートルは、歩いていたそうです。
人間は、サル等他の野生動物に比べて、俊敏な動き等では、勝てませんが、長く歩き続ける事だけは、他のどの動物にも負けません、人類は、他の動物をしつこく追いかけまわすことで、大きな獲物などでも疲れ果てたところを見はかって仕留めて食料を得てきました。
ですから、人間は、歩くことで進化し、長く歩く事に順応した体を作ってきました、ところが、現代人の生活は、歩くことがあまりにも少ないものになってしまいました、その意味からも少しでも歩く機会を作ろう、少しでも体を動かし歩こうと言う意識は常に持ち続ける事が大切です。
50歳から先の健康を考えるとき、バランスの良い食事と低カロリーと適度な運動によるダイエットは、唯一、病気の予防や治療において、治療医療では達成出来ない、根本的で大きな健康的変化を体に起こすことができます。
何より、病気は起きてから医療を駆使して治そうとしても、大変な困難を極めますが、予防はちょっとした日常の努力で可能なものが殆どですから、50歳からの健康は予防を第一として行きたいものです。
 

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